シアリスの効果を他のED治療薬と比較してみよう

比較する人 ED治療薬とは、EDの状態を改善することが出来る薬のことです。EDは男性が満足にペニスを勃起させることができない状態を指します。
EDといっても程度はさまざまで勃起は出来てもそれを維持できないようなものからまったく勃起しないものまであります。いずれにしても満足なセックスが出来ない状態であればEDと診断されます。
これらを改善することができるのがED治療薬で、その働きとしてはペニスへの血流を改善しまたそれらを妨げる物質の働きを抑えるというものです。
これらの作用でペニスを勃起しやすい状態に保つことができますが、性欲そのものを高めるといった効果はありません。
またED治療薬といえばバイアグラがもっとも有名ですが、後発薬としてシアリスやレビトラの方が得られる効果が高いといったメリットがあります。 さらにシアリスはジェネリックのメガリスや、タダシップなども注目を集めていて、今後より一層期待が高まる医薬品になりそうです。

シアリスの効果と作用時間について

シアリスの効果を説明する医師 シアリスは3大ED治療薬の一つで、新しい有効成分としてタダラフィルを含んでいます。
シアリスはバイアグラやレビトラと並んで世界3大ED治療薬としても知られ、ED治療薬の選択で流通しています。
バイアグラ、レビトラに並んで必ず出てくる薬ですし、またEDクリニックでも必ず処方の対象となる薬であり、個人で輸入されるにも人気のED治療薬です。

シアリスは日本では2007年7月31日に5mg、10mg、20mgの三種類の規格で製造販売承認を受けており、EDクリニックを中心に流通しています。
なお三種類が製造されていますが製造し流通しているのは10mgと20mgの2つになります。
日本での製造は日本イーライリリー株式会社が行い販売は日本新薬株式会社が行っています。
シアリスは薬価基準未収載の薬であるため保険適用外の薬ですが、価格としては10mgが1錠1700円、20mgが1錠2000円とされています。

シアリスの働きについて

シアリスに含まれる有効成分であるタダラフィルの作用としてはバイアグラと同じく、血流を改善することで勃起を促し、また勃起を収めようとする物質であるPDE5の働きを阻害するというものです。
PDE5というのは日本語では勃起阻害酵素とも呼ばれるもので、正式にはホスホジエステラーゼ(Phosphodiesterase)といいます。
このホスホジエステラーゼの中には勃起を鎮めようとする働きがあり、それらの働きを阻害することによって勃起をさせやすい状態にし、また性的興奮が続くことにより勃起を維持させることができます。

シアリスの成分について

シアリスの有効成分であるタダラフィルは、白色の粉末で特徴として水に溶けない性質を持っています。
効果を得るまで、つまり最高血中濃度到達時間は30分から4時間程度と個人差が大きいED治療薬として知られます。
またシアリスに含まれるタダラフィルはED治療薬のほかにも肺動脈性肺高血圧症や前立腺肥大症にも使われています。
この場合には肺動脈性肺高血圧症ではアドシルカ、前立腺肥大症ではザルティアという名称で販売され処方されています。

ED治療で保険適用される場合がある?

シアリスはED治療薬であり完全な保険適用外ですが、アドシルカとザルティアについては正式な病気の治療薬として認められているため保険の適用を受けることができます。
このため前立腺肥大症であると判断されれば保険対象のクリニックであれば、ザルティアが処方される場合もあります。

シアリスの効果の特徴

ED治療薬のシアリスの効果の特徴としては、ほかのED治療薬と比べてもその効果の持続時間が長いということが挙げられます。
シアリスの10mgで20時間から24時間、20mgであれば30時間から36時間にわたって効果が持続することが確認されています。
その一方で体内に吸収される時間は個人差が大きいことが知られており、30分で効果が出る人もいれば4時間程度掛かる人もいます。
このため服用タイミングはセックスを行う3から4時間前となっています。このような作用からシアリスは即効性よりも持続性重視のED治療薬といえます。
なお、シアリスを含めたED治療薬全般に言えることですが、ED治療薬はあくまでも血流の改善によって勃起を補助するための薬です。
このため性的刺激や性的興奮が発生しなければ勃起しません。
またアルコールの摂り過ぎも神経伝達が悪くなるため勃起を妨げることになります。
食べ物に関しても影響が少ないとされますが、シアリスの服用では有効成分のタダラフィルが吸収されやすいようにするため800キロカロリーという制限が付いており、また800キロカロリーであっても脂っこいものは悪影響を与えるとされます。
このため空腹時に服用するのが効果的とされます。
特にシアリスは効果出るまで時間があるので、かなりのはやい段階で服用しておいた方がより確実に効果を得ることができます。

シアリス服用時のグレープフルーツは避ける

シアリスに限らず、ED治療薬は食べ物の影響が出やすい薬と言われており、服用する際にはそれらに注意することが求められます。
ただ一般的にそれらは効果が出にくいといったもので身体への悪影響はそれほどないとされていますが、一般の薬でも飲み合わせというものがあるようにシアリスに含まれる有効成分であるタダラフィルは、特にグレープフルーツとの相性が悪いということがわかっており、処方されたさいにはグレープフルーツの摂取を避けるように指示されます。

PDE5の阻害が勃起不全解消のポイント

そもそも、シアリスを含めて、バイアグラやレビトラといった世界3大ED治療薬の作用するメカニズムは、ペニスへの血流を妨げるPDE5という体内に存在している酵素の働きを阻害することによって、スムーズに血液がペニスに流れ込むようにサポートするというものです。
PDE5の働きを阻害することによってセックスの時など性的な刺激を受けて身体が興奮することで、ペニスを勃起させよという神経伝達物質が分泌され、それによって血管が拡張し、十分な血液がペニスに流れ込むことができ硬さや持続時間を長くすることができます。なお、タダラフィルの成分は時間が経過するとともに排出されていきます。

グレープフルーツとタダラフィルの関係

一方でタダラフィルを身体中の細胞に送り届けたり、尿として排出するために重要な役割をする代謝酵素があります。
この代謝酵素がCYP3A4というもので、このCYP3A4の働きを阻害する物質がフラノクマリン類です。
このフラノクマリン類を多く含んでいる食材がグレープフルーツになります。
このためグレープフルーツを摂取することで、CYP3A4の働きを阻害することによって本来なら身体の外に排出されるシアリスの有効成分であるタダラフィルが、排出されずより長く体内に留まってしまうことになります。
留まるということは効果が持続するので良いというイメージがありますが、長く体内に留まり続けることによって思わぬ作用が出る場合があり、好ましいこととはいえません。
特に高血圧や低血圧、65歳以上の高齢者の場合にはより強い作用が出やすいので注意を要します。
なお、有効成分であるタダラフィルの良くない作用としては以下の症状があげられます。

  • 片頭痛
  • めまい
  • 消化不良
  • 鼻水
  • 目の痛み
  • 発疹
  • 過敏症
  • 心拍数の増加

これらのリスクを避けるためにもグレープフルーツと一緒にシアリスを服用するといった行為は避ける必要があります。
なお、グレープフルーツはもっともフラノクマリン類が多く含まれているものですが、そのほかの柑橘類にもフラノクマリン類が含まれています。
ただ危険度はそれほど高くなくグレープフルーツのみがその対象となっています。
またグレープフルーツでもジュースになっている場合でも注意が必要で、コップ一杯分でも相互作用が出ると考えられています。
このためカクテルや料理などにグレープフルーツが使われていないか注意する必要があります。
もちろんシアリスを服用する前後や効能が出ている間にも避けるといった注意が必要です。
なお、グレープフルーツのような要因を除けばシアリスのよくない作用としてはバイアグラやレビトラと比べると低いというのが一般的な評価ですし、効果が出るまで時間が出るといったことから、悪い作用が出るにしても、その速度は遅いものです。
また頭痛や鼻水が出るような場合には頭痛薬や鼻炎薬を併用することも可能です。
グレープフルーツとの食べ合わせがある一方でシアリスにも併用を禁忌されている薬があります。
狭心症のニトロ系(硝酸剤)の治療薬や、不整脈のある人、6ヶ月以内に脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などの既往症がある場合にはシアリスの処方は行われません。
そのほかにも低血圧または高血圧である人や重い肝障害のある人、網膜色素変性症といった人も禁忌の対象です。

シアリスに並ぶバイアグラとレビトラの特徴とは

世界3大ED治療薬であるバイアグラ、レビトラ、シアリスの基本的な働きは共通しており、この3つはいずれもPDE阻害薬と言われます。
一方で基本的な作用は共通していますが、勃起を維持するために重要なのがPDEでもPDE5の阻害能力で、PDE5を阻害することによって勃起を維持しようとするcGMP(環状グアノシン一リン酸)の減少を防ぐことができます。
一方でPDEには、その中にPDE1、PDE5、PDE6-rod、PDE6-cone、PDE9などがありPDE阻害薬では、それらにも作用することがわかっています。
PDE1は脳、心臓、骨格筋、肝臓、血管、筋肉、内臓筋、PDE9は脳、脾臓、小腸などの働きを阻害することがわかっており、PDE6類は主に網膜の働きを行うための酵素です。
ED治療薬としてはPDE5のみ阻害して欲しいところですが、PDE阻害薬であるため他のPDEにも作用してそれらが良くない作用をもたらすことになります。
影響は軽度なものもあれば重度なものまであり、このためいずれにしても世界3大ED治療薬を服用するさいには注意が必要です。
一方で世界3大ED治療薬にはそれぞれに特徴があります。

バイアグラの特徴

世界初のED治療薬であるバイアグラの場合には有効成分にシルデナフィルクエン酸塩が含まれており、錠剤も青いひし形をしています。
25mgと50mgがあり、本家のファイザー製薬で製造販売されているものは薬価は25mgで1300円、50mgで1500円です。
服用のタイミングは、セックスの1時間前で作用時間は5時間程度です。
食べ物との影響が大きいとされ、空腹時や食後2時間前後の服用がもっとも良いとされます。

レビトラの特徴

レビトラは、有効成分に塩酸バルデナフィル水和物となっており、錠剤はオレンジの丸型です。
本家のバイエルン製薬で製造販売され、5mg、10mg、20mgがありますが流通しているのは10mgと20mgです。
薬価は10mgが1500円、20mgが1800円で性質としては水に溶けやすいため即効性があります。
服用のタイミングはセックスの1時間前とバイアグラと同じですが作用時間は20mgであれば最大10時間程度とされます。
また水溶性で食べ物の影響が少ないのも大きな特徴です。
なお、バイアグラもレビトラも良くない作用としては以下の症状が報告されています。

  • 顔のほてり
  • 目の充血
  • 頭痛
  • 動悸
  • 鼻づまり

これらの症状は程度の差はあるものの約9割以上の人に見られるといわれます。

また効果としては短時間のうちにあり、持続時間も短いことから、瞬発力重視の短距離走タイプとも呼ばれます。
これらバイアグラとレビトラと一線を画するのがシアリスです。

シアリスの特徴

シアリスは有効成分にタダラフィルが含まれており、日本では日本新薬が販売しています。5mg、10mg、20mgがありますが、流通しているのは10mgと20mgです。
薬価は10mgが1700円で、20mgが1800円と、バイアグラやレビトラと比べて高めです。
非水溶性で効果が出るまでに時間がかかるのが特徴でセックスの3時間前に服用する必要がありますが、10mgでは20時間から24時間、20mgでは30時間から36時間と長時間にわたって作用するので、バイアグラやレビトラと異なって効果切れになるといったリスクが低いメリットがあります。
また効果もゆっくりと現れるため悪い作用も出にくく3割程度とされます。このため持続力重視の長距離走タイプとも呼ばれています。

このようにバイアグラとレビトラは比較的似たようなコンセプトであるのに対して、シアリスだけがやや異なる傾向にあります。
また人によって薬の合う合わないがあり、効果が強くでる場合とそうでない場合があります。
このようなことから、実際に飲み比べてみて身体に合ったものを選ぶよう勧めるEDクリニックもあります。